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torinopro「トリノス」展
09/03/11(Wed)〜09/03/18(Wed)

 

■主催/鳥取プロダクツ協議会株式会社ヒョウデザイン」内の開発商品第一弾 「トリノス」 鳥取で初登場。 チェア・ソファ・テーブル・シェルフ・ボード・ライティング・ハウスウェア・陶器の器など、 シンプルモダンなライフスタイルを提案します。


トリノス 

【ブランドコンセプト】

 アラサー、アラフォーと呼ばれる、30〜40歳代の感性をターゲットに「ぶな材」と「青谷和紙」を使い、チェア、ソファ、テーブル、シェルフ、ボード、ライティング、ハウスウェア、テーブルウェアなど、シンプルモダンなライフスタイルの提案となっています。立体漉きの和紙に木や金属を組み込んだ機能的な照明、さらに、薄く直線的でありながらどこか暖かみを感じさせる陶器の器が融合し、トータルにインテリアがコーディネートできます。それぞれの

素材が醸し出す気負いのないさっぱりとした肌合いが、彼ら世代のライフスタイルに自然と溶け込むと思われます。今回の商品群はどこか北欧スタイルを思わせながらも、日本人のための「新しいインテリア製品」として、しっかりとした造りの中にごまかしの無い誠実さを見ることができます。インテリアの先進地であり、童話と湖の国である北欧と、神話と湖の地である山陰には何か通じるものを感じます。白岡崇氏はこれらのシリーズに「トリノス」と言う名前を付け『住処での家族や気の合う仲間との団欒はこころ休まるものです。それは明日へ羽ばたく活力を蓄えるための大切なひとときでもあります。『トリノス』はそんな住処づくりのお手伝いをしてくれる家具たちです。鳥達が自分たちに合った、自分たちだけの巣を作るように、人も自分たちらしい住処につくりあげることが出来ればきっと楽しいことでしょう。』と綴っています。
今回のトリノスは、トットリプロダクツ協議会の開発ブランド第一弾で鳥取での初披露となります。

 

【キャスト】・・・・・脚物家具/ウッドファクトリー株式会社
箱物家具/有限会社西山家具
和紙照明/谷口和紙株式会社
陶  器/国造焼・四代目 山本佳靖
【スタッフ】・・・・・プロデューサー/白岡 彪
シナリオライター/白岡 彪、白岡 崇
ディレクター/西山林一、谷口博文、廣谷全宣
デザイナー/白岡 崇
モデラー/綾木雅彦、谷口 彩

【事務局】

鳥取プロダクツ協議会株式会社ヒョウデザイン」

 

 

家具や和紙、陶器が融合

 

家具デザイナー白岡崇氏が思い入れ、「ブナ」材を使った家具をデザインしている。色が白く木肌の優しいこの家具材には、日本の都会的女性をイメージする何かがあるという。確かに、現代の若い女性のファッションには皮膚感覚とでも言おうか、そこから始まる肌合いの優しさのような生活感がある。 日本で「ブナ」材は伐採制限が加えられ、家具材として使用できなく、今回は洋家具の本場、ヨーロッパからの輸入材である。

日本人の生活にすっかりなじんできた洋家具の暮らしには、西洋の生活様式を取り入れてきた歴史があり、和洋折衷の暮らしをしながら、日本式の洋の暮らしが定着している。特に二十代や三十代の女性にとって、洋服も洋家具も生まれてきた時に既にそこにあったもので、筆者の世代とは大きく変化したものである。

 一月十七日に、鳥取の地場産業が「トットリプロダクツ協議会」を立ち上げた。グローバル経済が進む中で、アジア各地の安価な商品が流入して日本の地場産業が大きな打撃を受ける中、鳥取の地場産業が一つの戦略として、「融合」と「連携」を柱に結成することになった。それは一社一社ではできないことを数社で行うことにより、家具や和紙、陶器などが融合し、生活シーンが演出できるトータルコーディネート型の生活商品となっている。

 今回の商品は開発第一弾として、ウッドファクトリー、西山家具、谷口和紙、それに国造焼・四代目山本佳靖がコラボしたものであり、シンプルモダンなライフスタイルを提案している。しっかりとした作りの中にごまかしのない誠実さが見て取れ、北欧モダンを思わせるこの商品には、どこか山陰の面影を感じ、白夜と湖の国である北欧と、神話と湖の国である山陰には何か通じるものがある。

 首都圏を中心に活動する女性にとって、気負いのない普段の生活に「ブナ」材の家具と和紙、そして陶器の融合したシンプルモダンなデザインは、彼らのインテリアに自然に溶け込むと思われる。

 白岡崇氏はこの作品に「トリノス」という名前を付け、「鳥たちが自分たちに合った自分たちだけの巣をつくるように、人も自分たちらしいすみかを作り上げることができれば」と記している。アラサー、アラフォー世代の女性にとって、住み心地の良い巣作りとなってほしいと願う一方、この商品から生まれた卵がひなになり、大きく巣立ってほしいものである。

(鳥取県デザイナー協会会長・植木誠)

 

2009年3月10日(火)日本海新聞掲載記事